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駐車がしにくいのでどうにかできないか、猫による糞尿被害を軽減できないかという相談を頂きました。

現場を確認しましたところ、駐車場の幅は一般的ではあるのですが、前面道路の幅が狭く
一台駐車している状態だと、何度か切り返さないと二台目が停めれない、という状況でした。

玄関周りのスペースは樹木が多くとても素敵でしたが、猫のトイレだったり、通り道になっているとのこと。
庭のいたるところに猫対策グッズがあり、難儀されているご様子がよくわかりました。

猫ちゃん達に見守られつつ、侵入経路を横目で確認しつつ、プランを考えながら現場の測量に入りました。
施工前
とても素敵な玄関周りでしたが、猫達にもお気に入りのスペースとなってしまったようです。
施工前
マンホールが境界をまたいでいるため、ふさぐことができないスペースが
猫専用通路のようになっているそうです。
施工後
完工後の玄関前です。
樹木は一本のみ残し、残りは撤去。
縦格子が干渉しない位置まで花壇を縮小し、車庫を広げました。

タイルブロックにて門柱を作り、敷地内へ入りにくいようにし、
樹木周りの土を石で隠したことで猫ちゃんたちにとってあまり心地よいスペースではなくなるようにしました。

建物周りも砂利敷きから、コンクリートへ。
糞尿被害があっても掃除しやすいようプランニングしました。

施工後
施工後
せっかくなので、花壇の縁もタイルでリフォームし、
縦格子がさらに映えるスペースとなりました。

施工後
施工後
花壇と玄関ポーチの間も狭く、樹木の影響か湿気っぽい印象でしたので拡張しましたが、
元々の玄関タイル・敷きレンガとは、あえて同じものを使用せず、細長い敷材で仕上げました。
花壇脇は傾斜があったため、化粧砂利洗い出し仕上げにしておりますが、
色味を合わせて様々な商材を使用していることで、こだわりを感じる土間となりました。
施工後
施工後
こちらのスペースは、グレーチングを置くことで
普段は猫の侵入経路とならないように、
いざマンホールを開ける必要がある際にも容易に開けられるようにしました。

どうしたら良いか悩みましたが、個人的に良いアイディアだったのではないかと思っております。


工事の数週間後にうかがったところ、今のところ糞尿被害なし・庭に来ていないとお喜びいただいておりました。

長崎では少なくない、猫にお困りという内容のご相談。
ジャンプ力もある猫を防ぐことは完全には無理ですが、
できるだけ入りにくくすること、入ったところで居心地の良い場所ではないようにすることで
対策にはなるのだなと改めて思った現場でした。


K様、ありがとうございました。

〔仕様商材・色〕
門柱ブロック
 TOYO プレックスタイル アルプスウォール(グレー)
花壇タイル
 EXISLAND サッカラ(SK-6)
玄関周り土間
 UNISON フラミア(グレー)
 化粧砂利洗い出し仕上げ(グレー)
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